私が実家から離れて一人暮らしをしていた頃、両親が赤ちゃんの頃から頻繁に預かっていた近所の子供がいた。

子どもの初電話応対エピソード

子どもの初電話応対エピソード

私が実家から離れて一人暮らしをしていた頃

私が実家から離れて一人暮らしをしていた頃、両親が赤ちゃんの頃から頻繁に預かっていた近所の子供がいた。二歳になっても頻繁に私の実家に来て、ほぼ毎日夕食を食べ、風呂に入っていた。私が帰省した時もいつもいたせいか、めったに会わない私にも懐いていた。
二歳にもなると電話に興味を持ち始め、私に電話をしてくるようになった。最初、実家の電話番号が表示されたので、両親からだと思って電話にでたらその子供が「もしもし、おねえちゃん」と恥ずかしそうな声で話すので、「○○ちゃん、元気?」というと、返事をせずにすぐに受話器を親に渡してしまう。
しかし、またすぐに電話に出て私の名前を呼ぶので返事をすると、また受話器から離れる。これを何回か繰り返すのだが、こちらから話しかけても返事は無いので、これは、私と話がしたいわけではなくて、電話機というものを通して、自分が話し、私の声が聞こえるのが不思議で楽しいのだろうと思い、話しかけるのはやめて返事をするだけにした。

しばらく繰り返すと気が済んだのか「バイバイ」と言って電話を切った。幼い子供と電話で話をしたのはそれが初めてだったのだが、子供の好奇心とはかわいらしいものだと思った。